Article Title
プラネタリー・バウンダリー:産業界のエコロジカル・フットプリントの測定
2020/08/17

Share

Line

LinkedIn

URLをコピー


概要


Article Body Text

「地球の限界(プラネタリー・バウンダリー)」は、経済活動がもたらす環境コストについての投資家の理解に資すると考えます。

産業界は、世界の環境リスクを抑制するという大きな役割を担っています。また、企業に大きな影響を及ぼすことから、投資家にも同様の影響を及ぼします。

「責任投資」あるいは「グリーン投資」の概念は、近年、確固とした地位を築きつつあるものの、定量的な定義に欠けることが障害となっています。

ピクテは、ストックホルム・レジリエンス・センター(SRC)に所属する世界有数の科学者チームが考案した「プラネタリー・バウンダリー」を定量的な定義設定の出発点とすることを提案します。

このフレームワークは、二酸化炭素の排出(気候変動)、淡水、土地の利用、生物多様性等、環境面で最も重要で、人類の発展と繁栄に要求される持続的生物圏の維持に不可欠な9つの側面を明確にします。

また、人間の「安全な活動領域」を規定します。

ピクテは、SRCやその他機関との協働を通じ、「プラネタリー・バウンダリー」を投資判断に適用する手法を開発しました。

特筆したいのは、企業が創出する年間売上高100万ドル当たりの環境への影響の定量化を試みたことです。こうした情報が、サステナブルなポートフォリオを構築する際の重要な要素となることを確信しています。


●当資料はピクテ・ジャパン株式会社が作成した資料であり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、また特定の銘柄および市場の推奨やその価格動向を示唆するものでもありません。
●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。
●当資料に記載された過去の実績は、将来の成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものではありません。
●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。
●投資信託は預金等ではなく元本および利回りの保証はありません。
●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。
●当資料に掲載されているいかなる情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。

手数料およびリスクについてはこちら




関連記事


中国債券市場の振り返りと見通し(2024年3月)

新興国社債市場の振り返りと見通し(2024年3月)

新しい産業革命

2024年3月の新興国株式市場と今後の見通し

人工知能(AI)はあなたの仕事を奪うか?

代替タンパク質業界の新たなプレイヤー