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- ゴールド投資ガイド① 金投資の基礎編
金は高い希少性を持ち、株式や債券のように発行体の破たんなどで価値がゼロになるといった信用リスクがないことなどから、資産保全における重要な役割を担ってきました。
■ 金にはなぜ価値があるのか
生産できる量が限られていることによる金の「希少性の高さ」や、有史以来人類にその価値を認められ、そのままの姿で何万年でも残る「不変性」が金の価値の源泉と考えられます。
また、金は株式や債券のように発行体の破たんなどで価値がゼロになるといった信用リスクがないことなどから、資産保全における重要な役割を担ってきました。
■ 金はどこで売買されているのか
金の取引は、ロンドン、ニューヨーク、東京、香港、上海、チューリッヒなどの市場を中心に、世界中で取引されており、価格はほぼ24時間絶えず動いています。
※世界中の市場が休みになる、金曜日のニューヨーク市場の終わりから、月曜日の日本を含むアジア市場の始まりまでの週末の間を除く
■ 金の単位、1トロイオンスとはどのようなものか
トロイオンスは金や銀などの貴金属の計量に使用される単位で、1トロイオンスは約31.1035gです。金は世界各地で取引されますが、基本的な通貨単位は米ドル建てで、「1トロイオンス当たりの価格(米ドル)」で表示されます。日本の金現物取引の際は、一般的に「1グラム当たり」で金価格が算出されます。
■ 金価格の変動要因にはどのようなものがあるか
金には主に「実物資産」「利息・配当がつかない」「米ドルの代替」「インフレヘッジ」「有事の金」といった特徴があります。それらの特徴とその時々の世界経済や投資環境により、景気や金利などの変動要因の金価格への影響度合いが変わる傾向にあります。
■ 金はインフレを上回る推移だったのか
長期的に見ると金は、米国や日本の物価上昇を上回るパフォーマンスとなっており、インフレに対するヘッジ手段として金が選好されてきたと考えられます。
■ 有事の金とはどのようなことなのか
金融危機時など市場の不透明感が高まる環境においても、金は世界株式などと異なる値動きをする傾向があります。世界の金融市場を取り巻く環境が日々変化する中、金の組入れは資産全体のリスクを低減する手段として注目されます。
■ 金の需要にはどのようなものがあるのか
金の需要は大きく分けると宝飾品、中央銀行、投資、工業用品の4つに分かれます。
■ なぜ中央銀行が金を買うのか
各国中央銀行は外貨準備の安全性と分散を確保するため、通貨の1つとして金を保有しています。近年は、中国やトルコなどの新興国の中央銀行からの需要が目立っており、背景には地政学的な不確実性やインフレ、米ドルへの信頼の低下などが考えられます。
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