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新興国高配当株式の投資機会到来とみる理由
2020/12/25

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概要

足元では、当ファンドの投資対象である新興国高配当株式のパフォーマンスはこれまで好調に推移してきた先進国成長株式を上回って推移しています。新興国高配当株式に注目が集まる背景には、1.相対的に高い新興国高配当株式の配当利回り、2.アジア中心にいちはやく回復している新興国経済、3.新興国株式にプラス要因と見られる米ドル安の進行などがあげられます。



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足元では、新興国高配当株式のパフォーマンスは先進国成長株式を上回って推移

足元では、新興国高配当株式のパフォーマンスは先進国成長株式を上回って推移しています。新興国高配当株式に注目が集まる背景には、

1.世界的に債券利回りが過去最低水準で推移するなか、新興国高配当株式の配当利回りが相対的に高い水準にあること

2.コロナショックを受けて、世界的に景気回復が懸念されるなか、新興国経済はアジア中心にいちはやく回復していること

3.現在、割高な水準にあるとみられる米ドルは、米国の双子の赤字の拡大などを背景に米ドル安へと転じる可能性があり、、米ドル安は新興国株式にプラス要因となること

などがあげられます。

 

世界中の新興国から、高配当利回りの魅力ある銘柄を集めて投資

世界中の新興国から、高配当利回りの魅力ある銘柄を集めて投資します。また、銘柄選別にあたっては、配当の継続性も重視します。


新興国高配当株式の配当利回りは、相対的に高水準、利回り面での投資魅力高まる

世界的な金融緩和を背景に債券利回りは過去最低水準まで低下しています。新興国国債利回りも低下傾向にあります。

一方、新興国高配当株式の配当利回りは、相対的に高水準となっており、利回り面での投資魅力が増しています。

利回り差異の観点からもインカムゲインの魅力は過去と比べて相対的に高まる

ここ10年近くは新興国高配当株式は先進国成長株式のパフォーマンスを下回って推移してきました。

一方、新興国高配当株式の配当利回りと新興国国債利回りの差はリーマン・ショック時以来、最も縮小した水準にあります。利回り差異の観点からはインカムゲインの魅力は過去と比べて相対的に高まっています。


新興国経済はアジア中心にいちはやく回復

コロナショックを受けて、世界的に景気回復が懸念されるなか、新興国経済はアジア中心にいちはやく回復しています。


米ドル安は新興国株式のプラス要因

過去の実績では、新興国株式パフォーマンスと新興国為替(対米ドル)の連動性が強くなっており、米ドル安は新興国株式のプラス要因と考えられます。

多くの資源は米ドルで取引されていることから、米ドル安は資源価格にプラスです。過去の実績では、米ドルと資源価格は連動性が高く、米ドル安は資源価格高要因となっています。

工業向けに利用される資源の代表である「銅」の例をみると、足元で反発しています。新興国には資源国も多く存在し、銅を含め資源価格の上昇は新興国株式の追い風となると期待されます。

今後のドル安要因1:米国の双子の赤字拡大

米ドルは、米ドルの貿易加重為替レートでみても、米国の経常・財政収支との高い連動性が見られます。米国の経常収支、財政収支はともに赤字が拡大し、双子の赤字となっています。コロナ禍で赤字は今後も拡大すると予想され、米ドル安要因となるものと見られます。

今後のドル安要因2:歴史的に割高な米ドル

ピクテの新興国通貨評価指標注1では、新興国通貨は対米ドルでおよそ30年来の割安水準です。

新興国の過去水準と比べて低いインフレ率、実質金利の高さ、購買力平価、米国の通貨供給量の急拡大等を勘案すると、現在の通貨水準は米ドルが極めて割高な水準にあるとみています。


個別の銘柄・企業については、あくまでも参考であり、その銘柄・企業の売買を推奨するものではありません。


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