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株式投資の次の一手は?  ~割安な新興国高配当株式に注目
2023/09/27

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概要

●新興国と先進国の経済成長率の差の拡大局面で新興国株式がアウトパフォーム傾向
●当ファンドの投資対象である新興国高配当株式は新興国株式をアウトパフォーム傾向
●1)先進国を上回る経済成長による成長率格差拡大、2)経済の正常化、3)割安な新興国通貨、4)割安な株式バリュエーションなどが今後のポイント



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■ 再び拡大することが期待される、経済成長率の差

過去20年超のトレンドを見ると、新興国と先進国の経済成長率の差が拡大している局面では、新興国株式の相対的なパフォーマンスの改善がみられました。国際通貨基金(IMF)予想では、2023年~2024年にかけては、新興国は先進国を上回る経済成長が予想されています。過去の実績では、当ファンドの投資対象である新興国高配当株式は、新興国株式を長期的にアウトパフォームしました。

■ 新興国株式のPERは、過去平均を下回る

新興国は先進国を上回る経済成長が予想されるなか、新興国株式や新興国高配当株式の株価収益率(PER)は、過去平均(1995年12月末~2023年8月末)を下回っています。新興国株式は、堅調な業績が継続しているものの、株式市場では米国のテクノロジーセクターなどの成長株が注目を集めるなかで見過ごされてきたことなどが、PERが低水準となっている背景だと考えられます。

■  (ご参考)PERの水準が低いほど、その後の株価上昇率が高い傾向

新興国高配当株式のPERの水準別にその後の株価騰落率をみると、過去の実績ではPERの水準が低いほど、その後の株価上昇率が高くなっています。2023年8月末の新興国高配当株式のPERは9.2倍です。過去の実績(1995年12月末~2023年8月末)で10倍台~9倍台をつけたときには、株価は1年後の平均で18%、3年後で同63%、5年後で同111%上昇しています。

■ 新興国高配当株式のPERは対先進国株式でみても過去平均を大きく下回る

新興国高配当株式のPERは先進国株式に対する相対PERでみても過去平均を大きく下回っています。

■ 新興国高配当株式のPERは、他の株式やREITと比べて低い水準

新興国高配当株式のPERは9.2倍(2023年8月末)と、他の株式やREITなどと比べて低い水準です。

■ 見通し

新興国の株式市場については、1)先進国を上回る経済成長期待、2)コロナ禍から経済正常化への動き、3)米ドルに対して割安な新興国通貨、4)割安な株式のバリュエーションなどが、今後の株価上昇のポイントになるとみています。

今後も地政学リスクの高まり、米国の金融政策動向などが金融市場のボラティリティ(価格変動)を高める要因となる可能性について留意する必要があります。市場全体が大きく調整し、リスク回避の動きが強まる局面では、新興国株式もまた大きく調整する可能性も考えられます。

ただし、市場の調整局面でも、新興国高配当株式の一段のPER縮小のリスクは比較的小さいとみており、中長期的な投資機会となる可能性が考えられます。

 

 

 

 



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