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インデックス運用とアクティブ運用のちがい(1)
2016/06/07

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概要

・インデックス運用とアクティブ運用の違いは、ファンドを「どのように運用するのか」のちがい
・パッシブ運用の代表例がインデックス運用
・インデックス運用は指数に連動する投資成果を目指す




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ファンドの運用によってどんな投資を⾏うことができるのか

投資信託を通じて投資を行う投資家にとって、投資しようとする投資信託がどのような運用を行うのか、その運用によって自分はどんな投資を⾏うことができるのか、を知ることは投資判断をするうえで非常に重要です。

「日本の株式で運用する」と言った場合、その意味するところはやや広く、より明確に知りたい場合、いくつかのポイントで明確化が可能です。

例えば、日経平均株価の採用銘柄だけを投資対象とする/東証一部の全銘柄を投資対象とする/小型株も投資対象とする/未公開株も投資対象とする/特定の業種だけを投資対象とする、といった違いは「投資対象」あるいは「投資ユニバース」の点を明らかにしてくれます。20銘柄程度で運用する/100銘柄程度で運用する/1,000銘柄以上で運用する、といった違いも「組入銘柄の集中度合い」を明確化してくれます。

インデックス運用とアクティブ運用の違い

そして、「どのように運用するのか」という運用方法を明確化してくれるのが、インデックス運用とアクティブ運用のちがいです。運用方法には大きく分けて「インデックス運用」と「アクティブ運用」があります。もう少し正確に言えば「パッシブ(受動的な)運用」と「アクティブ(能動的な)運用」があります。パッシブ運用はその名の通り「受動的に」運用するもので、特定の指数の構成と同じ組入れを行う、特定の20銘柄に5%ずつ均等配分する、といった運用を行います。

パッシブ運用の代表インデックス運用

「インデックス運用」というのはパッシブ運用の代表例で、基本的な考え方としては特定の指数の構成と同じポートフォリオを組み、その指数に連動する投資成果を目指すというものです。

日経平均株価に連動する投資成果を目指すファンドの場合、基本的な考え方としては、日経平均株価の構成と全く同じポーフォリオにし、日経平均株価が3%上がればファンドも3%上がり、日経平均株価が2%下がればファンドも2%下がる、ということを目指します。

日経平均株価がA社株3.8%、B社株3.6%、C社株3.3%・・・という構成比率になっていれば、全く同じ比率でポートフォリオを組めば、同じような値動きとなることが期待できます。

もちろん、インデックス運用を行う場合でも、指数と完全に一致したポートフォリオを組まない、あるいは組めない場合もあります。指数構成銘柄数が非常に多くてコストがかさんだり、流動性の低い銘柄が含まれていて適切な価格や費用で売買することができなかったり、債券運用ではよくあることですが、指数を構成する銘柄と同じものが手に入らなかったり、といったことがあります。



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