Article Title
iTrustバイオ|2022年10-12月に相対的に好調なパフォーマンス となったピクテ・バイオ医薬品マザーファンド
2023/02/06

Share

Line

LinkedIn

URLをコピー


概要

●2 0 2 2 年10 - 1 2月および2 0 2 2年のピクテ・バイオ医薬品マザーファンドのパフォーマンスはバイオ医薬品株式の代表的な指数を上回る
●今後のポイント~金利上昇には警戒が必要だが利益成長期待は継続



Article Body Text

2022年10-12月および2022年のピクテ・バイオ医薬品マザーファンドのパフォーマンスはバイオ医薬品株式の代表的な指数を上回る

ピクテ・バイオ医薬品マザーファンドは、2022年10-12月に+6.1%の上昇となり、バイオ医薬品株式の代表的な指数であるナスダック・バイオテクノロジー指数(円ベース)の同+2.1%を上回るパフォーマンスとなりました。なお2022年年間でも、ピクテ・バイオ医薬品マザーファンドは+15.2%上昇(ナスダック・バイオテクノロジー指数(円ベース)は+3.0%)と堅調な推移となりました(図表1参照)。

2022年のナスダック・バイオテクノロジー指数は、世界的なインフレ、利上げの継続、景気後退懸念を背景に株式市場が大きく下落する中、米ドルベースでは米国株式よりも相対的に小幅な下落にとどまりました。一方、為替市場では、日本と米国の金融政策の方向性の違いが注目される中、大幅な円安となり、円ベースのナスダック・バイオテクノロジー指数の騰落率はプラスとなりました。

 

 

2022年10-12月にピクテ・バイオ医薬品マザーファンドのパフォーマンスがナスダック・バイオテクノロジー指数を上回った要因の一つは、保有しているマドリガル・ファーマシューティカルズ(米国)の株価が大きく上昇したことです。2022年12月19日に有効な治療法が確立されおらず、患者数の増加が予想されている非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の治療薬候補についての良好なフェーズⅢ治験の結果発表を受けて、同日の株価は、前営業日の63.80米ドルから+268%の234.83米ドルまで高騰しました。なお2022年12末時点でのピクテ・バイオ医薬品マザーファンドにおけるマドリガル・ファーマシューティカルズの構成比は3.4%(組入8位)となっています。

また当ファンドは、事業の収益性や安定性、バリュエーション(投資価値評価)の水準、株価の下落耐性などを考慮して銘柄選定を行い、リスクを抑えたポートフォリオを構築しており、このことも株式市場が調整する局面でファンドのパフォーマンスに寄与したと考えられます。

 

 

今後のポイント

バイオ医薬品企業は金利水準に敏感な一面があることから、米国の利上げ長期化などには注意が必要です。また新型コロナ関連の売り上げが多かった企業についても、今後、感染が収束していけば、業績面で逆風に直面する可能性があるとみられます。

一方で、バイオ医薬品企業は、画期的な治療薬を提供し続けるものと予想され、相対的に高い利益成長が期待されます。また魅力的な新薬候補や高い技術力を求めて大手医薬品企業がバイオ医薬品企業をターゲットとしたM&A(合併・買収)の動きは継続するとみられ、これはバイオ医薬品株式とってプラスに寄与するものとみています。



●当資料はピクテ・ジャパン株式会社が作成した販売用資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。取得の申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
●投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産に投資する場合は、為替変動リスクもあります)に投資いたしますので、基準価額は変動します。したがって、投資者の皆さまの投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。
●当資料に記載された過去の実績は、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものではありません。
●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。
●投資信託は預金等ではなく元本および利回りの保証はありません。
●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。
●当資料に掲載されているいかなる情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。

個別の銘柄・企業については、あくまでも参考であり、その銘柄・企業の売買を推奨するものではありません。また、医薬品についてもあくまで参考として紹介したものであり、その医薬品を推奨するものではありません。

お申込みにあたっては、交付目論見書等を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
投資リスク、手続き・手数料等については以下の各ファンド詳細ページの投資信託説明書(交付目論見書)をご確認ください。

iTrustバイオ



関連記事


日付 タイトル タグ
日付
2024/03/25
タイトル iTrustバイオ|主要バイオ医薬品企業の2023年10-12月期決算と注目ポイント タグ
日付
2024/02/09
タイトル iTrustバイオ|2023年10-12月のピクテ・バイオ医薬品マザーファンドの振り返りと今後のポイント タグ
日付
2023/12/27
タイトル iTrustバイオ|主要なバイオ医薬品企業の状況 タグ
日付
2023/12/22
タイトル iTrustバイオ|2023年のバイオ医薬品企業をターゲットとしたM&Aの総額は1,200億米ドルに迫る タグ
日付
2023/11/28
タイトル iTrustバイオ|バイオ医薬品企業の注目の治療薬候補(パイプライン)の2023年の開発と承認の動向 タグ
日付
2023/10/30
タイトル iTrustバイオ|2023年7-9月のピクテ・バイオ医薬品マザーファンドの振り返りと今後のポイント タグ
日付
2023/10/18
タイトル iTrustバイオ|AIが加速する医薬品開発と主なバイオ医薬品企業のAI活用 タグ
日付
2023/09/28
タイトル iTrustバイオ|AIの活用が加速させる新薬開発~迅速なタンパク質の構造解明がもたらす効果 タグ
日付
2023/08/30
タイトル iTrsutバイオ|バイオ医薬品企業をターゲットとしたM&Aの総額 は2021年、2022年を超える タグ
日付
2023/08/04
タイトル iTrustバイオ|2023年4-6月のピクテ・バイオ医薬品マザーファンドの振り返りと今後のポイント タグ
日付
2023/05/31
タイトル iTrustバイオ|景気の先行き懸念が高まる中、バイオ医薬品株式が注目される可能性 タグ
日付
2023/05/08
タイトル iTrustバイオ|2023年1-3月のピクテ・バイオ医薬品マザーファンドの振り返りと今後のポイント タグ
日付
2023/04/21
タイトル iTrustバイオ|米バイオ医薬品企業プロメテウス・バイオサイエンシズを米医薬品大手メルクが108億米ドルで買収 タグ
日付
2023/03/20
タイトル iTrustバイオ|米バイオ医薬品企業シージェンを米医薬品大手ファイザーが430億米ドルで買収 タグ
日付
2023/03/02
タイトル iTrustバイオ|肥満の解消に取り組む医薬品企業 タグ
日付
2023/01/18
タイトル iバイオ|パフォーマンスの改善が続くバイオ医薬品株式の注目ポイント タグ
日付
2022/10/04
タイトル iバイオ|バイオジェンがアルツハイマー病治療薬レカネマブ の良好な治験結果を発表、株価は大きく上昇 タグ
日付
2022/04/04
タイトル iTrustバイオ|年初来の動きと今後の見通し タグ
日付
2021/06/22
タイトル 年初来でバイオ医薬品株式が出遅れた背景 タグ
日付
2021/06/11
タイトル バイオジェンのアルツハイマー症治療薬が承認、FDAの判断に注目 タグ
日付
2021/01/19
タイトル コロナ禍でも新薬の開発は順調 タグ
日付
2020/12/17
タイトル 2020年もバイオ医薬品企業をターゲットとしたM&Aが続く タグ
日付
2020/09/18
タイトル M&Aはバイオ医薬品株式の上昇要因 タグ
日付
2020/08/31
タイトル 米食品医薬品局(FDA)の新薬承認環境を考える タグ
もっと見る